元警察官で女優の田中杏樹さんが、【世界まる見え!全員逮捕だSP窪田正孝&乃木坂菅原大興奮!警察犬ナンバー1決定戦】に出演されます。
田中さんは元山形県警刑事部の警察官で、機動鑑識(※犯罪現場などに出動して指紋など証拠資料を採取する専門部隊)と警察音楽隊員を“兼務”されていたそうです。
そこで今回は、田中さんが所属されていた「警察音楽隊」が気になったので調べてみました!
それではみなさん一緒に見ていきましょう!
田中杏樹さんのプロフィール
名前:田中杏樹(たなかあんじゅ)
生年月日:1994年 1月18日
年齢:28歳(2022年11月現在)
出身地:山形県
血液型:B型
身長:158cm
特技:ソフトテニス、指紋採取、逮捕術、発砲、敬礼
資格:第2級陸上特殊無線技師、実用英語検定2級、柔道初段、普通自動車免許、普通自動二輪
特技が…w
現在は、女優、タレント、モデルとして活躍し、「すごく社会の役に立ちそうな組織」一般社団法人 日本刑事技術協会(https://j-keiji.org/)で講演会講師も務められています。
以下、田中さんの講演タイトルです。
「生きる基礎は交番で学んだ!心を強くする生き方~あなたは人生の迷子になってませんか?~」
「20代女性警察官が交番で学んだ女性の安全対策~あなたは無事に帰れますか?~」
「交番は人生の縮図!20代女性警察官が学んだ夫婦や親子関係の在り方~家族間の争いをプラスに変える方法~」
どれも面白そう。
私は是非聞いてみたいです。勉強になりそう!
そんな田中さんが警察官時代に所属していた警察音楽隊。
その認知度はいかほど??
警察音楽隊の存在の意義 ❝ミュージック・パトロール❞
![1568770_s - Emz Lab 警察音楽隊](https://emz-lab.com/wp-content/uploads/2022/11/1568770_s-300x225.jpg)
「警察音楽隊」とは、
音楽の力によって犯罪行為を抑止し、地域住民とのコミュニケーションを図り、警察がより身近に感じられる
これをモットーとする官公庁(警察/消防/自衛隊)に属する音楽隊です。
より身近な存在と思ってもらえるよう定期的に演奏会を行ない、青少年の健やかな育成、交通安全を呼びかける
災害が起きた時は、みんなの心が少しでも安らげるよう、仮設住宅などで演奏させてもらう
といったような目的を持って活動されています。
音楽の力で安心と安全、そして貢献できる、言わば”ミュージックパトロール”(by某県警察音楽隊長)。
ミュージックパトロールって、素敵ですね(^-^*)💛
が、しかし、このように素晴らしい理念をもって活動されている警察音楽隊ですが、残念ながら現在まんべんなくすべての都道府県の警察に音楽隊が存在しているにも関わらず、その存在を知っている人の方が確実に少ないというのが現状です。
それでも以前に比べたら知られるようになった・・・というのも、
今年の夏、Official髭男dismのベース・サックス担当の楢﨑誠さんが警察音楽隊の在籍経験を公表したから!
楢﨑さんは、広島県立神辺旭高等学校在学中に吹奏楽部に所属されていて、音楽の教員免許も持たれています。
そして、島根県警察音楽隊でサックスを演奏していた経験が後押しし、Official髭男dismの曲が映画『異動辞令は音楽隊!』の主題歌に決定しました!パチパチパチパチ~👏
「じゃ、髭男のベースも元警察官?」
答えは「No」です!
楢﨑さんの場合は、警察職員から音楽隊へ入隊されたわけではなく、一般公募によって採用された隊員「嘱託職員」として音楽隊に入隊されていたそうで、警察官としての職務には一切触れていなかったそうです。
それでは、田中杏樹さんのパターン、警察職員から音楽隊への入隊はどのように進むのでしょうか?
警察学校時代に『音楽経験はあるか?』というアンケートを取られ、そこで『ある』と記入したら、配属される警察署の音楽隊から間違いなく声をかけられるそうです。
時にはまったく音楽経験のない人が人事で音楽隊に配属されることもあるそうで、楽譜が読めない人はプレッシャーにならない打楽器系の担当になることがほとんどだそう。
田中さんは子どものころフルートを吹かれていて、それがきっかけで音楽隊に誘われました。
田中さんは前述通り機動鑑識との兼務で、週1回は8時半から17時まで丸1日練習されていたそうです。
10数年ぶりにフルートを吹くことになった田中さんですが、仮に出来なかったとしても、同じ楽器を担当する先輩が助けてくれるそうです。
だから、最悪吹いているふりでも大丈夫だったそうw
こうなってくると、
「なんで警察がそこまで音楽に力を注ぐの?」
「そもそも音楽隊があることを知らなかった」
という声が聞こえてきそうな…
警察音楽隊の犯罪抑止力
田中杏樹さんも言われていましたが、何か事件や問題が起きない限り、地域の住民と警察が触れ合う機会ってなかなかありませんよね。
そんな中で、警察音楽隊は演奏会を開くことでコミュニケーションを図ることができる!
警察音楽隊の演奏会は、地域住民との”心の架け橋”となり、警察を身近に感じてもらうことが目的。
そこで住民のみなさんから『カッコ良かった!』や『お疲れさまでした!』と声をかけてもらったり、交番勤務の巡査部長が音楽隊を兼務しているのに気づいてお話する運びになったり。
そして次からは見かければ普通に挨拶し合ったりも出来る。
そうやって、身近に感じたり顔見知りになることで犯罪の抑止にもつながるんじゃないかと私も思います(^-^*)
『安定した収入を得られた上で、自分の好きな楽器も続けられる公務員』
![24540056_s - Emz Lab バイオリン](https://emz-lab.com/wp-content/uploads/2022/11/24540056_s-300x201.jpg)
これは、就職や自分の将来に漠然とした不安を抱かれている一部の音楽大学生のお耳にちょこっと入れさせていただきたいお話です。
田中杏樹さんは「機動鑑識との“兼務”」と前述しましたが、これは警察官としての通常業務をこなしつつ音楽隊の活動も行うことです。
警察音楽隊にはもう1つ”専務”というのがあり、こちらは警察官としての通常業務が「音楽隊のみ」ということです。
そして、警察官だとしても音楽隊員は誰でもなれるわけではなく、警視庁は技術面もしっかり見ているそうです。
それはそうでしょう…。
署内で「音楽隊専任採用試験」を設けている都道府県もあるみたいですよ。
警察官の志望動機は「小さい頃からの憧れ」「地域住民の安全・安心を守る」「犯罪を撲滅したい」というのが一般的だと思います。
が、中にはピンポイントで音楽隊へ入隊することを目標にしている音楽大学出身者も少なくないそうです。
そう、これが“専任”の音楽隊員ですね。
↓↓↓同じ官公庁の消防局の音楽隊に在籍した経験のある音大出身の方のお話です。
「音大を卒業したからといって音楽で食べていける保証はありません。」
それはどこの大学でも何を専攻してても同じだと思う。
「生活を成り立たせるために、官公庁系の音楽隊(警察/消防/自衛隊)に専任で就職を検討する人は一定数います。
ただ、専任採用試験で隊員を募集するほどの高い技術を持つ音楽隊であっても、音大出身者だけで編成されているわけではありません。
吹奏楽経験のあるおじさんや、趣味でジャズやってますおじさんなど、色んな人たちと一緒に演奏することになります。
さらに警察音楽隊の演奏は大衆に向けたスタンダードな曲がメインなので、音大で世界に通用する音楽を学んだ人は、早々にジレンマを抱えることになるかもしれません。」
なんだかその不満想像できます…
「堅実な職種なので、イメージを大きく覆す行動も出来ません。
それでも、ただただ『安定した収入を得られた上で、自分の好きな楽器も続けられる公務員』と割り切った考え方が出来れば、最適な就職先かもしれません」
まとめ
![733798_s - Emz Lab 警察音楽隊 トロンボーン奏者](https://emz-lab.com/wp-content/uploads/2022/11/733798_s-300x199.jpg)
みなさん、警察音楽隊の話、いかがだったでしょうか。
警察音楽隊は、
音楽の力によって地域住民とのコミュニケーションを図り、警察をより身近に感じてもらい、犯罪行為を抑止する
という目的をもった警察署内の組織です。
海上自衛隊の音楽隊の演奏を観覧したことがありますが、その時に彼らを身近に感じたのは確かです。
警察官と仲良くなることは犯罪の抑止につながる、というのも納得できます。
そう、そして警察音楽隊員は公務員ですしね。経済的に安定した人生を送れそう。
……と、今までは思っていたのですが、最近は物事をあまり楽観視し過ぎないように気をつけてますw
昨今の世界情勢等を見る限り、今まで通りにはならない時がそのうち来るのかもしれないな、と思うこともあります。
そんなこと↑なんかもいつかblogに書けたら良いなぁ。
それではみなさん、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!(^^♪
Drop Your Ideas