大谷翔平がFAになったらどうなる? MLBのドラフト指名権没収ペナルティの仕組み

エンゼルスタジアム アナハイム 花火

みなさん、こんにちは。Emです。

今回は、MLBで今季MVP候補の大谷翔平選手(エンゼルス)が来季からFA(フリーエージェント)になる可能性が高まっていることについてお話ししたいと思います。

FAとなった大谷選手を獲得するチームは、ドラフト指名権を没収されるペナルティを受けることになりますが、その内容はどのようなものなのでしょうか?

今回は、MLBのドラフト指名権没収ペナルティの仕組みについて解説していきます。

CONTENTS

ドラフト指名権って何?

まず、ドラフト指名権とは何なのかを簡単に説明します。

ドラフト指名権とは、MLBで毎年行われるアマチュア選手の入団選択会議(ドラフト)で、各球団が選手を指名する権利のことです。
ドラフトでは、各球団が順番に選手を指名していきますが、その順番や回数は、前年度の成績補償制度などによって決まります。
一般的には、前年度の成績が悪かった球団や、FAで優秀な選手を失った球団ほど、高い順位や多くの回数で選手を指名できます
逆に、前年度の成績が良かった球団や、FAで優秀な選手を獲得した球団ほど、低い順位や少ない回数でしか選手を指名できません。

ドラフト指名権は、球団の将来を左右する重要な資産です。

ドラフト指名権没収ペナルティって何?

次に、ドラフト指名権没収ペナルティとは何なのかを説明します。

ドラフト指名権没収ペナルティとは、MLBが定めた一定の条件下で、FAで優秀な選手を獲得した球団に科す制裁措置のことです。
このペナルティは、FA市場で競争力のある球団とそうでない球団との間に生じる格差を是正するために設けられています。

具体的には、以下のような条件があります。

FA市場で優秀な選手を失った球団は、その選手に対してクォリファイングオファー(QO)と呼ばれる1年契約の提示をすることができます。
QOの金額は、前年度の上位125人の選手の平均年俸に基づいて決まります。
約2050万ドルです。

QOを提示された選手は、それを受け入れるか拒否するかを選択することができます。
受け入れた場合は、その球団と1年契約を結びます。
拒否した場合は、他球団と自由に契約交渉をすることができます。
QOを提示された選手を獲得した球団は、ドラフト指名権を没収されます。

ただし、そのペナルティは、その球団の支払額や所属地区によって3つのレベルに分かれます。

ドラフト指名権没収ペナルティのレベルとは?

ドラフト指名権没収ペナルティのレベルとは何なのかを説明します。

ドラフト指名権没収ペナルティのレベルとは、FAで優秀な選手を獲得した球団が失うドラフト指名権の数や順位、および国際選手の契約金に使うプールマネーの額を示すものです。
このレベルは、以下のように3つに分かれます。

レベル1
収益分配制度でお金を受け取る側にいたスモールマーケットのチーム。
ダイヤモンドバックス、ロッキーズ、レッズ、ブルワーズ、パイレーツ、マーリンズ、アスレチックス、マリナーズ、タイガース、ロイヤルズ、ツインズ、ガーディアンズ、オリオールズ、レイズの14球団です。
彼らが失うのは24年のドラフトで3番目に高い指名権です。

レベル2
収益分配制度で受け取る側におらず、ぜいたく税も払わないチーム。
ジャイアンツ、カージナルス、カブス、ナショナルズ、アストロズ、ホワイトソックス、レッドソックスの7球団です。
彼らが失うのは2番目に高い指名権と国際選手の契約金に使うプールマネーの内50万ドルです。

レベル3
サラリー総額で2億3300万ドルの基準額を超え、ぜいたく税を払うチーム。
ドジャース、パドレス、メッツ、フィリーズ、ブレーブス、レンジャーズ、ブルージェイズ、ヤンキースの8球団です。
彼らが失うのは2番目と5番目に高い2つの指名権と国際選手の契約金に使うプールマネーの内100万ドルです。

まとめ

以上、MLBのドラフト指名権没収ペナルティの仕組みについて解説しました。

最後に大谷翔平選手がFAになった場合、どのチームが彼を獲得するかについて予想してみたいと思います。

大谷翔平選手は、投打両方で圧倒的なパフォーマンスを見せており、MLBで最も価値の高い選手の一人です。
彼がFAになれば、多くのチームが彼を獲得するために競合することでしょう。
しかし、彼を獲得するためには、ドラフト指名権没収ペナルティを受け入れるだけでなく、彼に高額な契約金を提示する必要がありそうです。
また、彼は投打両方で起用されることを望んでいると思われるので、その条件に応えられるチームも限られます。

そこで、大谷翔平選手がFAになった場合に有力な候補とされるチームを調べてみました。
以下のようなチームが挙げられていました。

エンゼルス
現在の所属チームであり、大谷翔平選手に対して高い評価と信頼を持っています。
彼を残留させるためには、他のチームよりも有利な条件を提示できる可能性があります。
しかし、エンゼルスは近年プレーオフ進出から遠ざかっており、大谷翔平選手が優勝を目指すチームに移籍する可能性もあります。

ドジャース
同じロサンゼルスに本拠地を置くライバルチームであり、MLB屈指の強豪チームです。
ドジャースは財政的にも余裕があり、大谷翔平選手に高額な契約金を提示できる可能性があります。
また、ドジャースは投手陣が豊富であり、大谷翔平選手をDHや外野手としても起用できる可能性があります。

ヤンキース
MLB最大のマーケットであるニューヨークに本拠地を置く伝統的な強豪チームです。
ヤンキースは常に優勝を目指すチームであり、大谷翔平選手に魅力的なオファーを出す可能性があります。
しかし、ヤンキースはアメリカンリーグ所属であり、DH制度があるため、大谷翔平選手を投手として起用することは難しいかもしれません。

パドレス
エンゼルスと同じカリフォルニア州に本拠地を置くナショナルリーグ所属のチームです。
パドレスは近年若手選手やFA選手を積極的に補強しており、今後の成長が期待されるチームです。
パドレスは大谷翔平選手と同じ日本人選手であるダルビッシュ有投手や松坂大輔投手(コーチ)が在籍しており、彼にとって居心地の良い環境かもしれません。

以上が、大谷翔平選手がFAになった場合に有力な候補とされるチームです。
もちろん、他にも彼に興味を持つチームは多数あると思います。
大谷翔平選手がどのチームに移籍するかは、彼自身の意思や交渉次第ですが
私は彼の活躍を応援しています。

最後までお読みいただきありがとうございました☆

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

The Scribe's Profile

みなさん、こんにちは!
エムです。
好奇心の向くまま、これまでに6つの国に住み、現在は岡山県在住です。

世の中は知らないこと・知りたいことで溢れています。私は気になることがあれば調べずにはいられません!そうして得た情報を「誰かとシェア出来たらな~」と思ったのがこのブログを始めたきっかけです。

【Emz Lab】では、私が知って良かったと思った情報や気になる情報を調べ、発信していきます☆

みなさんのお役に立てる話を発信できるよう頑張ります!!!

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

Drop Your Ideas

コメントする

CONTENTS