洪門の起源
みなさん、こんにちは。Emです。
今日は、アジアの秘密結社、洪門(ホンメン:Chinese Freemasons)について探求していきましょう。
洪門の始まりは、17世紀ごろで、清の時代に反乱を起こした農民たちによるものだと言われています。
明朝末期、清朝初期に興り、「反清復明」(清を倒し明を復活させる)を主旨とした
中国大陸の福建から生まれた民間秘密結社でした。
秘密結社と呼ばれる理由は、清の時代に反政府組織だった為。
その活動は秘匿化され、秘密結社としての色合いが濃くなっていきました。
また、洪門は天地会の流れをくむ諸組織の統称であり、青幇と対をなす秘密結社とされています。
洪門は全ての山堂および反清組織をまとめた総称で
それは天地会、三合会、致公堂、或いは紅幇など多岐に渡ります。
全て秘密結社で、それぞれ異なる歴史的背景を持っていますが、
いずれも反政府組織として活動していたことが共通しています。
洪門の信念と目的
洪門の信念と目的は、清を倒し明を復活させることを目的とし、自由と平等を信条としていました。
彼らは、社会の不平等をなくすために、秘密裏に活動を行ってきました。
そのため、洪門のメンバーは、自己犠牲と忍耐を重視し、困難に立ち向かう強さを持っています。
現代でも、洪門の影響は色濃く残っています。
洪門の信念と目的は、今もなお多くの人々に影響を与えています。
また、洪門は、中国の伝統的な価値観を保護し続けているため、中国文化の一部とも言えます。
洪門の影響力:アジアと世界へ
洪門は、その影響力を中国だけでなく、アジア全体、さらには世界に広げてきました。
洪門は、19世紀と20世紀の初めには、中国の政治と社会に大きな影響を与えました。
また、洪門は、アジアの他の国々、特に東南アジアの華人社会にも影響を与えてきました。
ただし、現在では洪門は、中国国内での影響力はほとんどなく、
世界的にも影響力は低下しているとも言われています。
洪門と日本
中国の政治家であり、中国の国父・孫文は、洪門の支援を受けて辛亥革命を起こしました。
その後、孫文は洪門のトップ「洪棍(ほんこん)」となり、全組織からの援助を受けることができました。
また、孫文は日本との関わりも深く、
日本フィクサーの頭山満や当時の総理・犬養毅、梅屋庄吉、宮崎滔天との交流があったことが知られています。
そして日本にも、2016年6月、
洪門五祖宗家最上位の青蓮堂に属する正統継承された
一般社団法人 洪門天地會青蓮堂日本總會(Japan Lotus Chinese Freemasons , JLCF)
が設立されました。
洪門天地会青蓮堂日本総会は、慈善団体で、
日本においては、慈善活動を行っています。
洪門の現在
洪門は、時代と共に変化し、
現在は正しいグローバル化、正しい協和社会を目指し多国籍化に変化しています。
そして、その目的は、『支配』ではなく
世界の大同(One World)や世界の和平、社会の安定です。
1992年7月28日にはアメリカにて第三届世界洪門親和大会が開かれました。
世界各地より集まった100人以上の代表によって二日間の議論の後、
世界洪門総会の成立が宣告されました。
首届会長は李志鵬で、総会はホノルルに設置されています。
以上、洪門についての基本的な情報です。
この記事が、皆さんの洪門に対する理解を深める一助となれば幸いです。
今後も、アジアの歴史と文化について探求していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
Drop Your Ideas